望月監督はメジャーか?マイナーか?の小部屋

こちらのページでは、上記のテーマに関する、またそれに関連した内容の、皆様方の掲示板への書き込みを、適宜掲載(転載)させていただいております。但し、掲示板の書き込みよりの抜粋という形式ですので、記事と記事とのつながり、こうした一連の流れに至った経緯等が、よくご理解いただけない場合もあると思われます(^^;)。興味のある方は、直接掲示板の内容を、丁寧にご覧になっていただけますと幸いです。 (FCスタッフ)

(LAST UPDATE 9/25/99)


TIME : 99/09/24(Fri) 22:19
NAME : T20
TITLE: アンケートをやりませんか

書き込み間隔が長くなってしましました。まずは言い訳から。望月監督マイナー発言の真意は『かっきい』さんや『中島』さんが書き込まれている通りでして、決して望月監督を悪く言うつもりではなかったことをご理解下さい。

Jeanさんの提案されている望月ファンの意識調査に関しては私も興味があります。ただし他の演出家の方々のことを望月智充Fan Club の場であれこれ(悪く)言うと望月監督に御迷惑をおかけするのではないかとの心配もあります。そこですばらしい作品リストもあることですし、まずは望月さんが過去に手掛けられた作品の人気投票をやってはどうでしょうか。大場会長には御多忙かと存じますが人気投票にコメントを書き込めるようにしていただけるとまた書き込みやすくなると思うのですが。ちなみに私自身は『ロンググッドバイ』に大変思い入れがあります。


TIME : 99/09/23(Thu) 01:28
NAME : れいと
TITLE: はじめまして

はじめまして。
海がきこえるを見てから、望月さんを意識しだした者です。
僕は、望月さんはあまり知られていないと思っていたので、望月さんのFan Clubがあるのには少しびっくりしました。僕の周りでは誰も知りません。
そんなわけで、僕は望月さんの作品を見るたび、なぜ望月さんはメジャーにならないのだろう。こんないい作品を作っているのに。と、思っていたものです。
それで、望月さんがメジャーになれない理由として、僕が勝手に思ったのは、
望月さんが得意とする演出の分野であると思う、恋愛を完全に軸にした作品(この場合、めぞん一刻、海がきこえるなどの作品をさしています)をTVシリーズで作っていないからではないかということです。
なぜそう思ったのかというと、今メジャーと言われている監督はみんな自分の得意とする演出作品を監督することで、名をあげているからです。
だから、ぜひ僕は望月さんに、視聴者がやきもきしながら、主人公とヒロインがどうやって結ばれていくのかと、毎週テレビに釘付けになるような作品を作ってもらいたいのです。心から拍手を送りたくなるような、ハッピーエンドを作るのはかなり難しいことだとは思いますが、僕は望月さんならきっと作れるんじゃないかと思っています。
なんだか、自分が見てみたい作品を書くためにメジャー論を持ってきたような気がしますが、僕は望月さんが恋愛の演出をしたら、望月さんの右に出るものはいない、と思っているので・・・・・。
はじめての投稿なのに、長くなってすみません。
それでは、またよらせていただきます。


TIME : 99/09/22(Wed) 10:42
NAME : Jean
MAIL : jsuzuki@isl.melco.co.jp
TITLE: 解説ありがとうございました。

中島さん、詳しい解説ありがとうございました。
望月ファンなら今更な事かもしれませんが、批評は個人で行えばいいことかもしれませんが、批評を行う場合文脈を読むことは僕は必要だと思いますから
こういう意見は非常に参考になります。

望月ファンクラブには外部に対して望月氏を理解してもらうようなテキストを期待します。
原作付作品は望月入門としての役割があると思いますし、
例えばセラフィムコールファンがここに寄ることもあると思いますから、
そこのところよろしくお願いします。


TIME : 99/09/22(Wed) 00:34
NAME : 中島哲雄
TITLE: 望月監督マイナー論?

はじめまして 幽霊会員の中島です。

望月監督作品ということがテレビシリーズやOVAのセールスポイントになるということを考えれば望月監督の人気は高い水準にあると言えるのではないでしょうか。かっきい さんの挙げられた有名監督には及ばないまでも、大地丙太郎さんや佐藤順一さんよりも評価されていると思うのは贔屓ではないと思います。ただ人気の傾向が広く浅くではなく狭く深い傾向があるのではないかという気がします。おそらくそれは望月監督の作風とオリジナル作品が少なかったことによるものだと思います。また望月批判を聞かないというのもこのことと関係しているように感じています。

作風ということでは「ハッピーエンド」、「サブキャラクターの出番に対する配慮」、「悪人を作らない」、「日常生活の描写」、などが望月監督の特色だと思うのですがこれらは敵を作る作風ではないということです。ただしこれがともすれば「ドラマのインパクトが弱い」ということにつながり「丁寧だが強烈な印象を残さない」ということになっているのではないかという気がします。

オリジナルというのはアニメ作品関係者で一番注目されるのは、やはりその顔になっている人だからです。原作付きアニメの場合、原作者と主演声優が顔になるパターンが多く(ドラえもん、セーラームーンなど)監督にまで関心が回らない傾向があります。これがオリジナルなら監督が原作者ですからそれだけ監督に対する注目度が高まります。望月監督の場合最近はオリジナルが多いように思いますが「ダグオン」と「ファンシーララ」は制作会社の企画という印象ですし、「プリンセスナイン」は衛星放送で視聴者が限られていました。
プリンセスナインでは特典CDへの声出し?、コミケ会場でのイベントへの顔出しなどの精力的な活動でファン層への浸透はかなり進んでいると思われますが、やはり一般への訴求力が弱いことは否めません。むしろ「海がきこえる」の時の方が注目度が高かったように思います。もちろん「海がきこえる」がすばらしい作品であること、望月監督の代表作であることは言うまでもありませんが「スタジオジブリ」作品ですから「アニメージュ」での扱いが大きかったことと無関係ではないと思います。

その理論で行けば「セラフィムコール」は「ニュータイプ」が特集を組んでくれるはずなので、作品自体とともに望月監督メジャー化の動向にも期待しているところです。


TIME : 99/09/16(Thu) 16:16
NAME : かっきい
MAIL : kakitou@tkb.att.ne.jp
TITLE: こんにちは

かっきいです。

>はりー・らいむ様
初めまして。
僕も、個人的には、「望月さんはマイナー」という扱いは、ちょっと残念ですね(笑)
何がメジャーで、何がマイナーか。線引きの難しいところですが、「アニメファン以外にも認知されている」という基準で考えれば、業界に数百いる現役の「監督」の中でも、宮崎駿、高畑勲、それに庵野秀明ぐらいで、あと富野由悠季、出崎統、押井守が出れば上々でしょう。

次にアニメファンの認知度ですが、これは最近の人気作品を手がけた人に注目が集まりますが、浮き沈みが激しいので、「誰がメジャーなのか」は判別がつきません。
例えば幾原邦彦なんか、ちょっと前までは頻繁に出る名前でしたが、最近は話題にあがりませんしねえ。

あと、業界内で、どれだけ力があるか、言い換えれば、「名前で仕事がとれる」というと、誰でしょうねえ??大地丙太郎や佐藤順一はどうなんだろう??

いずれにせよ、監督に対する注目度の低い世界ですから、望月さんは、相対的にはメジャーな方だと思いますよ。

あ、僕は「海が聞こえる」が好きです。


TIME : 99/09/16(Thu) 02:15
NAME : はりー・らいむ
TITLE: ちょっと一言。(^^)

はじめまして。ちょっと一言‥‥。『個人そのものに対する評価は行うべきでない』と、有りましたが、作品に対する評価と、作家としての評価というのは、別個で当然存在するので、作家としての評価は、当然有るべきだと思いますよ。映画もそうだし‥‥。作家としての評価と人格は、別物ですし。(クロスしてたりは、当然してて、しかも重要だったりしますけどね。)
望月さんが、マイナーとして扱われようとしているようですが(笑)、それもいかがなものかと。業界で名前で仕事取れる人ってそう多くは、ないんですよ‥‥。しかも、コンスタントに‥‥。(^^;)

個人的には、『わたしのすてきなピアニスト』が好きかな。
それでは、縁がありましたらまた‥‥‥。


TIME : 99/09/14(Tue) 19:49
NAME : 大場打太
MAIL : daiba@big.or.jp
TITLE: ようこそ(^^)

どうも大場です。

<T20 さんへ
初書き込みありがとうございます。
T20さんのご主張・ご意見には、小生も納得する部分が多々ございます(^^)。
残念ながら、未だメジャーとまでは言えぬ望月監督ですが(^^;)、
「望月さんは社会人としても立派な方…」という箇所につきましては、
これは確かな事実です。何度も望月氏にお会いしている小生が、100%保証いたしますョ。
それでは、今後とも書き込み、投稿等どうぞよろしくお願いいたします。


TIME : 99/09/14(Tue) 18:17
NAME : T20

こんにちは T20と申します。

意味を取り違えていたらすいません。私はアニメーション制作スタッフに対する評価は完成した作品に対してのみ行うのがフェアだと思います。芸術家には性格の破綻した人が多いと言われていますが芸術家に対する評価はあくまでその作品に対して行われます。アニメーションは大衆娯楽ではないかと言われればそうですが大衆娯楽の典型であるお笑いでも評価はあくまでその芸に対するものです。アイドルタレントと政治家は本人そのものが商品なので私生活にまで評価範囲が広がりますがこれらは例外です。したがってアニメーションスタッフの個人そのものに対する評価は行うべきでないと思います。

もちろんアニメーション制作は多人数による共同作業が必要なのでその中核となる監督が人間として不適切な人であれば作品は制作途上で崩壊してしまうに違いありません。個人の力だけで作品を完成させることの出来る画家、文学作家、音楽家とアニメーション監督は違うものです。少なくとも望月さんは社会人としても立派な方だと思います。

望月さんに対する批判のようなものが少ないということは単純に望月さんが(残念ながら)マイナーだからだと思います。注目度の高いメジャーな人であれば多くの人の評価の中に批判も多く登場しますがマイナーな人はそもそも評価される機会が少ないので当然批判は少なくなります。またメジャーな人に対する賞賛の声に対する反感が批判を生むということもあります。マイナーな人について語るのはその人のファン、であればプラスの評価が多くなるのは致し方ないと思います。ナディア以前の庵野さんもそうだったのではないでしょうか。

私は批判をするなというつもりはありません。英語のcriticismは批判、評論という意味を持ちます。批判なくして評論はないのです。ファンならではの鋭い切り口、ユニークな切り口からの批評は望月監督も歓迎されるのではないかと思います。ただしここは望月監督のファン、望月作品のファンが集まる場所ですのでそこで望月批判をするということは当然それに対するリアクションも大きいという事を(決して悪い意味でなく)理解しておいていただきたいと思います。

自宅でインターネット接続ができない関係で今まで書き込みが億劫になっていましたが、これからは私もいろいろと書き込んで行きたいと思います。どうぞよろしくお願いします。まずは挨拶まで。


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